元旦の朝、「おめでとうございます。」と爽やかな新年の挨拶で明けました。皆さんが揃った食堂で、手作りの豪華なおせち料理にお雑煮、あんこ餅、お酒も少々。和やかなお祝いでした。
三日には塩竃神社に初詣。それぞれが願いを込めておいのりを。境内の散策の後には塩竃港を展望。熱い甘酒を頂き、冷えた体もホカホカに。帰り道、多賀城辺りでお買初め。気持ちも豊かになりますね。
七日の七草粥で一年の無事を祈り、十一日は新年会。お料理もさることながら、手作りのアトラクションに爆笑又爆笑。ビンゴゲームに喚声をあげ、しめは全員で大合唱。心の通い合った温かいひと時でした。今年もこんな調子で楽しいい生活を送りたいものですね。
ケアハウス 石垣 元子
いつでも今が一番楽しい!
一月十四日、ディサービスご利用者である遠藤はしめさんの、満百歳のお誕生日をお祝いする会が開かれました。利用者の皆様からのお祝いのことばや花束、記念品等が贈られましたが、そのたびに「ありがとね。」と笑顔で手を合わせておいででした。一番喜んでおられたのは、同じ曜日ご利用の皆様全員から心のこもった寄せ書きで、私達職員も思わずホンワカと、あったかな気持ちになりました。
明治、大正、昭和、平成と四つの時代を生きてこられたわけですが、「今までで一番楽しかったことは何ですか?」とお尋ねすると、「いつでも今が一番楽しいよ。」とのお答え、すごい!!これぞ長生きの秘訣かも!と、感動いたしました。
どうぞこれからもお元気で、いつまでもそのステキな笑顔をお見せくださいね。
高齢者福祉施設「宮城野の里」 施設長 小野 ともみ
「みどりの風」誌上をお借りしまして、発行の関係でおくればせながら皆様に新年のご挨拶をさせていただきます。本年もよろしくお願い申し上げます。
お正月にはケアハウスの皆様と塩釜神社に、ディサービスの皆様と陸奥国分寺に、初詣に行ってまいりました。
今年は、イラクを巡って物騒なアメリカの発言を気にかけつつ、不況やリストラなど暗いニュースが多い中で迎えた新年でした。福祉に身をおくものとして、かけがえのない生命が大切にされるよう、また誰もが豊かに生きられるようにとお願いしてきました。
今年四月には介護報酬の改定が行われる予定です。一月十一日に報道された改定案を「宮城野の里」にあてはめますと、年間で今年度より六百万円の減収ということになります。私達の施設では、高齢者やご家族の皆様に満足していただくよい介護の提供や施設作りをしていきたい、
特に要望が切実に寄せられている特別養護老人ホームの建設をしたいと考えております。よい介護や新たな施設作りにはどうしても資金が必要です。良心的な介護をすればするほど、施設は火の車ではやり切れません。介護保険料に跳ね返るという介護保険制度の矛盾をどこかで立ち切り、福祉に私達の税金をしっかり使う政治をと痛切に思います。そんなことを「宮城野健康福祉友の会」や「高齢者福祉の里をつくる会」の皆様と学びあい、一歩でもよい方向にすすめる一年にしたいものだと思っております。
「宮城野の里」はおおぜいの高齢者の皆さんにご利用いただいており、又さまざまな皆様が出入りしております。
それから、鳥達も遊びに来ていることをご存知でしょうか?冬の寒い季節、予告なしの小さなお客様の来訪は楽しみなものです。小雪のちらつく寒い朝、まだひよっこのセキレイが、ピョンピョンはねながら、中庭を散歩しています。それから百舌のつがいが、鋭い鳴き声をあげながら、枇杷の木を横切っていきます。雀達が玄関先の裸の桜木に羽を休め、群れて飛び去っていきました。私だけが、冬の鳥達の様子を楽しみに観察していたわけではなかったようで、いつのまにか南側の山茶花の植え込みと喫茶室の間に餌箱ができ、ケアハウスにお住まいの方や職員達が、りんごの切れ端やパンくずを置くようになりました。「今日はついばんでいた。」「パンくずが全部なくなった。」等々皆さん楽しみにしておられます。「宮城野の里」では、こうして静かに冬を楽しみながら、春を待ているところです。
去る12月9日、友の会初の企画忘年会を開催、年末の慌しい時期にも関わらず、地域の皆様はじめ74名の方々に参加頂きました。この間、青空健康相談会や各班からの紹介で会員が80名近く増え、当日は初めて参加する方も大勢おられました。
会は村松勝三郎会長の挨拶に始まり、会食、アトラクションと進行していく中で徐々に盛り上がり、出席者全員による自己紹介では、皆さんマイクを持ちなれたご様子で、一言では終わらないリレートークが続きました。
大正琴や舞踊、民謡などの発表は、会員の皆様の持ち味が十二分に発揮され、飛び入り一芸も次々と登場、笑いの絶えない時間となりました。会員の皆さんそれぞれが「主役」となる忘年会となりました。
健康づくりの輪を広げる「友の会」。引き続き入会の受け付けをしております。
開所の頃、青葉祭りの帰りの電車で、こちらでボランティアをしている峯岸さんと知り合い、参加するようになりました。
一緒にトランプを楽しんだり、作品作りや髪を乾かすお手伝いなどを主にディサービスでしています。
当時は秋田からきたばかりで知り合いも少なかったのですが、今は、水泳、ダンス、洋裁と趣味も楽しむようになり、金曜日は「宮城野の里」へ行く日と決め、生活のリズムとなっています。
風邪をひき、お休みすると「看病にいってやったのに」と逆に心配していただいたりします。そのような、利用者の方が私を待っていてくれるという雰囲気が伝わって来て、元気をいっぱいもらいます。今後も私の出来る事を無理せず、ずーっと続けていきたいと思います。
宮城野区栄 吉田 綾子
高砂中学校2年生の皆さんが12月、総合学習の一環で「地域調査活動」先として、訪ねてくれました。
初めて見る施設設備に興味を持ち、説明にも関心をもって聞いてくれました。感想を寄せてくれましたので、ご紹介します。
高砂中学校2年4組 制野 純子
当日は、利用者様にとりましても、うれしいお客様だったようです。これをきっかけに、ぜひまた、遊びにきてください。
「宮城野の里」健康福祉友の会では、「いつでも元気」という月刊誌(月400円)を取り扱っております。全国で5万人近くの読者がおり、内容は、医師などによる病気や予防のはなし、食事や介護など多方面に渡ります。海外の福祉や街づくりなどの記事も魅力で、美しい風景写真や旅の記事も楽しみのひとつです。ぜひこの機会にご購読ください。
「宮城野の里」内 いつでも元気担当(加藤)電話388-8777
詳しくはポスター・チラシをご覧ください。
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ご家庭で眠っているカラオケ用のソフト(LD・DVD歓迎)を寄付していただける方を探しています。ぜひご一報ください。