今思えば、幼いころから福祉にかかわる環境が近くにありました。小学生の頃は高齢者施設が近くにあり、行事等で行く機会が増えそこから福祉に興味を持ち始めたと思います。一番大きなきっかけとなったのは中学のときに小さいころから育ててくれた祖父が突然亡くなったことです。祖父に何も恩返しができなかったことに悔いが残りました。そこで高齢者とかかわる仕事をしてみたいと思いました。高校では主に福祉分野を学び、介護、保育、障がい者と関わってきました。中でも介護の実習先では利用者様と明るく楽しそうに接するスタッフさんをみて私もやってみたいと思い、介護の仕事を始めました。
「乳児から高齢者まで安心して育ち暮らすことのできるまちづくり」という法人理念をみて、子供から高齢者までいろんな方と関わり、自分も困っている方たちの役に立ちたいと思ったからです。
初めて仕事をしたとき、入居者様が自分の起きたいときに起きて、好きなものを食べて、そんな暮らしをみてゆっくりとした生活ができていると思いました。だからこそこれからも入居者様が明るく元気に生き生きと生活できるよう寄り添っていきたいと思いました。入居者様が自由に楽しく生活している姿をみて逆に私たちも元気をいただいています。もちろん、一人一人にあった生活を守るために「施設だからできない」とあきらめるのではなく、どうしたら実現できるか入居者様のやりたいことを実現するまで意見の食い違いや葛藤もありますが、そんなとき入居者様の日々の言葉や笑顔をみてほっとすることもあり、もっと頑張って行こうと思えます。
いつもご家族との外出を楽しみにされていて、職員も一緒に同行してお手伝いできたことです。新しい自宅へ行ったり、娘様の結婚式に参列したり、私たち職員も一緒に楽しい時間とご家族の温かさを感じることができました。ご家族と過ごす入居者様をみてとても家族思いでこれまで家族を大切にしてきたことで娘様に大切にされていることがよく分かり、その方の良さを知れた時間でもありました。私たち職員が楽しい時間や幸せな時間をおすそ分けしたいただき、お手伝いできたことに嬉しく思いました。
入居者様が元気に明るく過ごされているので職員も明るく、楽しくサポートができる環境にあります。入居者様のことで不安に悩むときもありますが、周りの職員や上司と相談し、話しやすい雰囲気、関係性が築けています。苦しいこと大変な仕事も職員と助け合い一緒に乗り越え、お互いに思いやりを持って仕事ができています。これまで続けて働いてこられたのは、ユーモアでとても温かい方たちに出会え、楽しく仕事ができているからだと思います。職場の方達にはいつも感謝しています。
介護の仕事に関してはあまりいいイメージがないと思いますが、私たちの法人では入居様が自分の家のように穏やかに過ごされています。みんなが同じような生活をしているのではなく、私たちと一緒に一人一人に合わせた生活をお手伝いしませんか？入居者様やご家族の思いに寄り添ってその方らしく過ごしてほしいと思いませんか？施設にはいろんな入居者様がおり、性格や個性が様々で毎日、新しい発見をして喜びを感じられています。私たち職員と助け合いながら一緒に働きましょう！ぜひお待ちしています。
周りの職員や上司と相談し、話しやすい雰囲気、関係性が築けています