絵本の紹介「おおきくなるっていうことは」

『おおきくなるっていうことは』中川ひろたか:作 村上康成:絵 童心社

 子どもたちの成長を感じる春ですね。“大きくなるっていうことは、すてきなことなんだよ!”と子どもたちの生活や気持ちにぴったり来る表現で描かれています。 「大きくなったから…できる」「お兄さんだから…しない」と頑張る子どもたちですが、頑張り切れない時だってあっていい。絵本の「大きくなるっていうことは あんまり泣かないっていうこと」という表現に、ほっとします。“ぜったい”ではなく“あんまり”でいいんですよね。 最後に「ちいさなひとにやさしくなれるっていうこと」とあります。ずいぶん大きくなった私たち大人は、ちいさなひとにやさしくなれているかしら…ドキッ

★毎月の保育園からのお知らせに掲載している「絵本のコーナー」から紹介します。